川崎ふたば幼稚園

活動エピソード

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中堅の先生の仕掛けた設定活動について、1年目の先生が書いた感想です。

今日の設定遊びは、「重いバケツを運ぶ」。
バケツには水の入ったペットボトル。
レベル1〜3があり、
レベル1:500mlのペットボトルが2本(1リットル)
レベル2:500mlのペットボトルが4本(2リットル)
レベル3:2リットルのペットボトルが2本(4リットル)

どれが一番重いのか? と尋ねると、年長の子どもたちは「レベル3!」。年中の子どもたちはレベル2とレベル3で意見が分かれました。年少の子どもたちは「質問の意味がわからな〜い」といった表情。

バケツをそのまま置いておくと、子どもたちが数名集まり相談していました。
実際にバケツを持てばすぐにレベル3の4リットルとわかります。レベル2にはペットボトルが4本も入っているのになぜレベル3よりも軽いのかな?
ある子が「レベル2のペットボトルは小さいからだよ!」と言うの聞いて「ホントだ!と気づき「そうだ!そうだ!」と声を上げる年中さん。
自分で考えようとする力、友だちの意見を聞きそれを自分のものにしていく力・・・

「遊びを通して」「実体験を通して」子どもたちは学ぶということを授業では聞いていましたが、本当にそのとおりだと実感しました。
また、設定活動よりも自由な遊びを、という話もよく聞きますが、設定活動を通して子どもたちが考えていく気持ちになったり、自由な遊びがより豊かになったりすることがあるんだなと感じました。

補足:
上にかかれているように、設定活動は子どもたちの自由な遊びを豊かにし、発想の広がりをもたらしてくれます。また、そのような狙いを持った設定活動をするべきだと考えます。
そして、この活動には「発達の様子」がとても良く現れています。ピアジェという児童心理学者は「数や量、長さ、重さなどが、形を変えたとしても同じだと気づく」ことができるのはだいたい6〜7歳ころだと述べています。
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上野直樹:状況のインタフェース (状況論的アプローチ) 金子書房 より

中堅の先生はそのことを知っていて、全学年が参加する活動をしました。実際に子どもたちの様子は見事にピアジェのとおりになっています。
しかしピアジェ以降の研究で、この保存課題も子どもたちが「実感できる」「納得できる」形で行われると、もっと理解しやすく、正しい答えが出てくることがわかっています。
今回の活動はまさに「実感できる」「納得できる」場面を作っているわけです。そうすることで、子どもたちの知識は「正解を言える」というレベルではなく「実感し、定着する」ものとなったと思います。

お問合わせはこちら TEL 044-277-6533 平日 9:00 - 17:00

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