「ながらスマホ」、キャリアのみなさんは予想してなかったの?

「歩きスマホ」「ながらスマホ」の危険性が叫ばれています。
歩きながら、自転車や車を運転しながらスマートフォンや携帯を使っている人を見ない日はありません。
本人が危険というだけでなく、周囲の人、とくに子どもやお年寄り、体の不自由な人たちに危害を加える可能性、私がいちいち書く必要もありません。

私も偉そうなことは言えません。メール着信音を聞けばついiPhoneを取り出してしまい、「あ、いかん」と気づくことがしばしば。なんとか止まって見られる状況になるまで我慢しますが。

この「つい…」に抗えないのが、ながらスマホをやめられない理由なんでしょう。みんな危険性についてはわかっているはずですから。

自分が怪我をしたり加害者にならないように、日頃から自戒するしかないように思います。

携帯・スマートフォンキャリアも手をこまねいているわけではなく、キャンペーンを行ったりしています。
NTT docomoは、加速度センサーを利用して、動いているときに操作をできなくするアプリを提供しています。

ドコモが新手の「歩きスマホ」対策 感知すると自動的に動作停止 – MSN産経ニュース

しかし…

こういう話を見聞きするたびに思い出すことがあります。

だいぶ昔、たぶん携帯が小型化する前、ショルダーホンが羨望の的だったころだと思います。
ある研修会で、私と、ある携帯キャリア会社の方とが講師を務めました。
キャリアの方は用意してきたPRビデオを上映し、ネットを利用したコミュニケーションスタイルの将来的発展を述べました。
内容は総じて今の状況を予言していて、さすが大企業、よく研究しているなと感じました。

ただ一点、大変違和感を持ったというか、危険を感じる部分が。
それは「将来は歩きながらメール、通話、ビデオ電話ができるようになる」という「バラ色の未来」を描いていたことです。
私は講師(主催者のひとりでもあった)でありながら、「それは危険ではないか」と尋ねました。
それへの答えは「えー、そんなことはないですよ〜」。とても迷惑そうな顔でした。そりゃそうだ。
さすがに立場上それ以上は追及できず、研修参加者に警鐘の言葉を伝えただけにとどまりました。

それ以来、携帯キャリアはなんの対策も講じてこなかったように思います。
いろいろな事故が報じられ、マスコミなどが騒ぎ出すまでは。

昔の苦い記憶を思い出すたび、私は「企業は、消費者は”便利”とか”楽しい”さえ与えれば釣れる、そこに潜む危険性や価値観の崩壊なんかについては頬かむりしておこうと思っているのではないか」という疑念が湧いてしまいます。
そうではないとおっしゃるのなら、キャンペーンやアプリ(使用者がインストールしなければ意味がないような)でお茶を濁さないでいただきたい。単なるアリバイ作りで責任を果たした顔をしないでいただきたい。

犠牲者が頻出してからでは遅すぎます。

Posted from するぷろ for iPhone.




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